私は仕事をしつつも、お昼は普通に子どもと過ごしているので、周りは専業主婦や育休中のママが多い。
赤ちゃんから幼児くらいに成長してくると、外で働きたいな〜とか、もともとやっていた趣味を再開したいとか、自分のやりたかったことややりたいことを思い出し、お互い話をする。
でも、本当に再開する人は3割もいない。
子どもが幼稚園入ってから、とか、まだまだてがかかる、など言って、やりたいはずなのにどんどん先送りにしていくのだ。
やりたいことを積極的に取りに行かない主婦たち
このコミュニティには、特有の価値観があり、その根底に流れていることが
子どもがいるから、◯◯できない、という諦めの気持ち。
多くの専業主婦(特に子育てをきっかけに専業主婦になったひと)が、この諦めを出発点に生きている。
他のコミュニティーと比較すると独特で、
会社員は、会社員になったから〜ができない、など思っていない。むしろ、社会的に認められてるんだぜ、みたいな感じ。
学生なんて、学生になったから何かができないとか、みじんも思ってないと思う。
リタイアした人たちなんかは、もうできないことなんて何もないんじゃないか。
なぜ専業主婦だけが、諦めてるのか。
それは、自分で選択して決断したと思っているか、という点が違う。
会社員や、学生は、自分でその身分を望んで掴んだもの。
就職したくて会社員になっているのだ。
一方、専業主婦は、本人の意識では、子どもを産んで周りの無言の圧力や慣習にのって、辞める選択をさせられたと思っている。
自分の選択に、自由意志がなかったと言いたいようだ。
子どもを理由にして、自分を正当化してない?
子どもを産んだこと、つまり子どもを理由にしているのは、もっともらしく、周囲から批判されないからだ。
子どもが理由なら、周りも強く引き止めないし、自分が悪いと言われることはほぼない。
むしろ、大変だね〜と同情をひける。
でも、望まれて生まれてきたのに、生まれることで母がやりたかったことをやめさせてしまった、と暗に言われる子どもはどんな気持ちだろうか。
理由にされた子どもは、親への責任を果たそうと無駄に頑張ることになる
母は実際に口に出すことはないかもしれないが、我慢していたり、遠慮していたら、子どもは絶対にわかっている。
子どもは、自分がいることで大好きな母が何かを我慢していると気づいてしまうのだ。
そんな時子どもは自分に責任があると思ってしまうので、どうにかして母を喜ばせようと頑張る。力一杯頑張る。
それは、お手伝いをしたり、聞き分けが良くなったり、といった親は嬉しいこともあるし、駄々っ子になったりの嬉しくないこともある。
どちらにせよ、子どもは自分の存在を自分で否定して、でも母を喜ばせようと頑張っているのだ。
子どもを持つ主婦たち、自分のやりたいこと、やろうよ!
母が自分の人生を生ききっていないと、子どもはその責任が自分にあるように思ってしまう。
そんな子どもが自分の人生を生きていけるかというと、どうやら難しいようだ。
まずは、母がやりたいことをやり尽くすくらい自分の人生を生きていこう。
やりたいことの1つや2つ、やったからって誰の迷惑にはならない。
やってみるとわかるが、大変だと思っているのは自分だけだ。
私のチームでは、成果を上げてもらえれば、好きな時間に好きなところで働けるようにしている。
専業主婦でも子育て中ママでも、スキルさえあれば力を発揮してもらえる。
今までの経験を生かして、自分を生きていく第一歩を踏み出すなら、ぜひ相談してほしい。