
就学前のお勉強はカタカナがおすすめ?
──三女の入学を前に、よく聞かれる質問について考える
三女の入学を前に、よく聞かれるようになったこと
来春、三女が小学校に入学します。
上の二人のときも通ってきた道ですが、末っ子の入学が近づくと、また少し違う視点で考えるようになります。
最近は、同じように初めて入学を控えるお母さんたちから、
「入学前って、何かやったほうがいいですか?」
と聞かれることも増えました。
そのたびに、私はだいたい同じことを伝えています。
「基本的に、先取り学習はしなくて大丈夫だと思っています」
これは理想論というより、
長女・次女の学習の様子を見てきた中での、かなり現実的な実感です。
上の子たちを見て、思っていること
長女・次女ともに、
1年生から2年生にかけての学習進度は、かなりゆっくりでした。
ひらがなも、カタカナも、足し算も引き算も、
学校の中で何度も繰り返し扱われます。
だから、未就学の段階で
「できるようにしておかなければ」
と焦る必要はなかったな、というのが正直な感想です。
むしろ、
早くから勉強らしいことを詰め込むより、
遊びや会話、興味の幅を広げる時間のほうが、
後から効いてくる場面が多かったように感じています。
それでも質問されたとき、どう答えているか
ただ、
「本当に何もしなくていいんですか?」
と、不安そうに聞かれることもあります。
そういうときには、
「基本的には不要だけれど、それでも何かやるとしたら」
という前提で話をするようにしています。
あくまで、
「やらなきゃ」ではなく
「どうしてもやりたいなら、どれが一番負担が少ないか」
という位置づけです。
その文脈で出てくるのが、カタカナの話です。
なぜ、カタカナの話をするのか
教育現場で働いている友人から聞いた話も、
この考え方に影響しています。
ひらがなは、園や家庭で触れる機会が多い。
一方でカタカナは、読むことはあっても、書く経験は少なめ。
その結果、小学校に入ってから、
・形が思い出せない
・ひらがなと混ざる
・なんとなく苦手意識が出る
という子が一定数いる、かつひらがなに対して学習にかける時間が少ないという話でした。
だからといって、
「カタカナを先に教えましょう」という意味ではありません。
ただ、
もし何か触れるとしたら、
カタカナは比較的良いかな、という話です。
文字は、子どもの思考力を支えるもの
個人的には、
文字を「読める」「書ける」ことは、子どもの思考力を高めるうえでとても重要だと思っています。
人は、考えるとき、
頭の中で言葉や文章を使っています。
考えを整理する。
比べる。
振り返る。
どれも、文字の力があってこそ成り立ちます。
だからこそ、
文字に触れること自体は大切。
ただしそれは、
早く正確に書けるようになることとは別の話です。
先取りより、興味の幅を広げる時間を
我が家では、
就学前の時間は、先取り学習に使うよりも、
子どもの興味の幅を広げることに使いたいと考えています。
・気になったことを一緒に調べる
・好きなものをとことん追いかける
その中に、たまたま文字が出てくる。
そのくらいの距離感で、十分だと思っています。
カタカナは、
お店の名前や商品、ゲーム、アニメなど、
生活の中に自然にあふれています。
「これ、カタカナだね」
と気づくだけでも、立派な接点です。
三女に対して、今思っていること
三女に対して、
「これをやらせよう」と決めていることは特にありません。
興味が向いたら拾う。
向かなければ、無理に引っ張らない。
その前提のうえで、
誰かに聞かれたら、
「どうしても何かやるなら、カタカナの話をすることはあります」
と答えると思います。
まとめ
就学前の学習について考えるとき、
「やる/やらない」で白黒つける必要はないと感じています。
先取り学習は不要。
その時間があるなら、
子どもの興味の幅を広げるほうが、ずっと大事。
ただ、
文字に触れること自体は、
思考力を育てるうえで確かに意味がある。
その折り合いとして、
「どうしても何かやるなら、カタカナ」
という話をすることがあります。
三女の入学を前に、
あらためてそんなことを考えています。